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2024年12月のコミックマーケット（C105）で頒布した冊子と同内容のPDF版です。ただし、コミケ版限定特典は含まれていません。 B5判オールカラー65ページ （表表紙・奥付・既刊紹介・うら表紙を含む） 「はじめに」より 　呉線の線路規格は高く、ホームも長かった。山陽本線のバイパス線として優等列車も運転された。1939年には呉～海田市間の複線化にも着手した。複線化の用地は呉～海田市間の7割以上で取得されトンネルも9本完成したが、戦争激化により工事は中断され、複線化は実現しなかった。当時掘られたトンネルはのちの電化の際に改修利用された。 呉線の運行形態は、呉と広を境に大きく3つに分かれる。昼間時間帯の場合、呉から広島側は毎時2本の快速「安芸路ライナー」と同1本の各駅停車が走る。各駅停車は呉止まりで、「安芸路ライナー」は呉から広まで各駅に停まる。広から東は1時間ないし1時間半に1本の各駅停車が走る。つまり広島～呉間は毎時３本、呉～広間は毎時2本、広～三原間は毎時1本以下の列車本数である。休日には臨時の観光列車が走ることもある。